YZF-R7の特徴
ヤマハ発動機は、2023年1月20日に、スーパースポーツモデル「YZF-R7」の新色を発表し、2月28日に発売された。
YZF-R7は、2022年2月に国内デビューした新型スーパースポーツで、軽量なフレームに688ccの並列2気筒エンジンを搭載し、「Fun Master of Super Sport」をコンセプトに、サーキット走行も楽しめるモデルとして開発されている。
2023年モデルには、新色のラジカルホワイト(ホワイト)が登場。従来のディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)とヤマハブラック(ブラック)とともに全3色の設定となる。
このラジカルホワイトは北米向け2023年モデルとほぼ同一のもので、カウル全体がグロス仕上げのホワイト基調で、グレーアウトされたモデル名グラフィックをサイドカウルに配した。
アクセントカラーのレッド(バーミリオン)はグラフィックの一部とホイールに取り入れられている。
また、車両価格が改定され、従来の税込99万9000円から新価格は税込105万4900円になった。
クロスプレーン・コンセプトに基づき開発されたエンジン
クロスプレーン・コンセプトとは、慣性トルクが少なく、燃焼室のみで生み出される燃焼トルクだけを効率良く引き出す設計思想のこと。
MT-07をベースにした水冷・4ストローク・DOHC・直列2気筒・4バルブ・688ccエンジンを軽量フレームに搭載し、幅広い層がサーキットにおいて扱いきれて楽しめるスーパースポーツを目指したモデルとなっている。
トラクションコントロールなどの電子制御は持たないが、スムーズなシフトアップを実現するクイックシフターはオプション設定される。
YZF-R7主要諸元
全長×全幅×全高 2070×705×1160mm
ホイールベース 1395mm
シート高 835mm
車両重量 188kg
エンジン形式 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
総排気量 688cc
ボア×ストローク 80.0×68.5mm
圧縮比 11.5
最高出力 54kW(73PS)/8750rpm
最大トルク 67N・m(6.8kgf・m)/6500rpm
燃料タンク容量 13L(無鉛レギュラーガソリン指定)
変速機形式 6速リターン
キャスター角 23°40′
トレール 90mm
タイヤサイズ(前・後) 120/70ZR17M/C (58W)・180/55ZR17M/C (73W)
ブレーキ形式(前・後) ダブルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格 105万4900円(消費税10%込み)